今年の10月はとても記憶に残る、
というか残さなければならない月になりました。
それは9月29日から愛猫のびのびが家に戻らなかったからです。
「10月上旬」
愛猫が戻らなくなって2日経ち、3経ち・・福島からの避難生活3年半こんなことは一度もなく、これはやばいな!と思い警察署や保健所、動物保護センターなどに届出をし、コンビニや施設などにチラシを張ってもらったりして近所を毎日探しました。
のびのびは一週間経っても戻らず焦りもあったのですが、福島の原発事故で避難を余儀なくされている浜通り中部の自宅へ予定通り墓参の一時帰宅をすることにしました。
福島は秋の風情でした。今年も田畑はセダカアワダチソウや柳など草木に侵略されていました。
庭の甘柿も実って美味しそうでしたが放射線による内部被曝の恐れがあるため食べられません。残念。
畑のセイダカアワダチソウ、高さは2mを超えてます。
3.11の地震で倒れたままの庭の灯篭。
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愛猫らくらくの墓にお参り。
落ち葉の積もる池にイワナ君の姿は確認できませんでした。付近の線量はだいぶ下がっているように見えました。
同じ地区の田んぼでは除染作業が行われていました。
家族で墓参をした後、林に行ってみました。墓地の周辺のために20mの範囲まで除染が行われていて綺麗になっていました。
自分の部屋、久々に窓を開放しました。部屋にあった観葉植物はみな枯れ切っています。物は片付けられないまま。
避難から3年7月近く経って、だんだん自分が寝起きしていた部屋だという感覚が薄れてくるなか、1分だけベッドに横になってみました。少しほっとしましたが実感がわかない。
故郷へ帰還できるのは早くてあと1年半です。その時点で原発避難5年。それはあくまでも安全安心に住めるという条件が整ってからです。
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